今日は十五夜〜月見そばの話
本日22日は中秋の名月『十五夜』
一年で最も月がキレイに見える日として、古来から「月見」が楽しまれてきました。
みなさん、「月見」っていったら何を思い出しますか?
やっぱりマクドナルドの「月見バーガー」ですよね〜。
普段はファーストフードを食べない私でも、この季節になると
「1個は食べておかなきゃな」となりますもん。
そして、今年はなんとビッグなサイズの「大月見バーガー」が誕生。
お肉もボリューム満点で、このところの「メガブーム」に乗る形で、
とても人気だそうです。
はい、でもこの月見バーガー。
もともとは「ケンタッキーフライドチキン」が、
そのようなハンバーガーを先に売り出していたそうです。
調べたところ、はっきりと「何バーガー」かはわからないのですが、91年にマクドナルドが月見バーガーを発売した時点ではすでにKFには存在していたということです。
さて、今回は「月見そば」の話。
ご存じ、温かいお蕎麦に生卵がのったそばのことですが、
もともとは夜に輝く満月を模したものです。
玉子が月、海苔が群雲というわけです。
かまぼこを雲に見立てているお店もあるらしいですが、夜の雲と言えば
黒っぽい方が雰囲気もありますし、
月の周りで輝く白っぽい雲は、玉子の白身で表現されていると思います。
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この月見そばの玉子。
先に溶いてしまう派もいれば、最後に一気に食べる派。
はたまた、はじめは普通に食べて徐々に解いていって味の変化を楽しむという派まで
色々なタイプに分けられると思います。
あなたは何派ですか?
ちなみに私は先に溶いてしまう派ですね。
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そんな風流な情景を表した月見そば。
では、いつ頃誕生したのか?
これについては諸説あってはっきりしませんが、
江戸時代のそば屋のお品書きにはないようです。
幕末ごろの風俗書『守定満稿』によれば、その頃のそば屋の品書きには
「月見」というものは見当たりません。
ですが、鶏卵でとじる玉子とじや、小田巻は商品として存在していたようなので、
江戸時代に月見そばがあっても不思議ではないですよね。
そんな月見そば、あまりメインの人気メニューとして聞いたことはないですが、
そば屋の品書きの名わき役には、多くのお店に存在しています。
中秋の名月の今日。
そんな「月見そば」に注目してみるのはいかがでしょうか??
さて、では最後に
『簡単!月見そばの上手な作り方』を
披露させていただきたいと思いますー!!
まず用意するのは基本となるおそば。
当店の『下町のかけそば』をつかって説明させていただきますね。
⇒ http://www.kinseian.com/order/017.shtml
おそばの茹で方などはわかりやすい説明を同梱しておりますので
そちらを参照下さいませ!
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■ 簡単!月見そばの上手な作り方
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1.まず、お蕎麦をゆでます。
1食ずつ小分けにパックされていますので、人数分をゆでます。
(※鍋が小さい時は1食ずつ茹でて下さい。)
茹でたそばは、おつゆが温まるころ合いをみて、
熱湯で湯がいてあたためます。
※説明書に詳しく記載しておりますので、ご安心を!
2.そばの真ん中にくぼみを作り、その中に生卵玉子を1個入れます。
3.沸騰する位まで、よーくあたためた「かけ汁」を
玉子の黄身をつぶさない様に、まわしかけます。
4.白身がフワーっと固まったら完成!
海苔を月の周りの叢雲(むらくも)に見立てて散らせば完成!
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