冬に楽しむ「下町のもりそば」-あつもりの話-
冬に楽しむ「下町のもりそば」-あつもりの話-
そば屋ではありますが、基本的に麺類が大好きなのでラーメン屋の暖簾をくぐることも多い四代目です。
こんばんは。
さて、ラーメン屋に「つけ麺」というジャンルが登場して(まぁ昔からあったけど、注目され始めたのはここ15年以内くらいの話ですよね?)久しいですが、その際に品書きにあるのが「あつもり」。
まぁ今回は蕎麦が先だラーメンが先だと言うような野暮なこと言う気はないのですが、そば屋にもあるんですよ「あつもり」。
●冬に楽しむ「あつもり」が美味い!
「あつもり」とはすなわち「温めた麺を温かいつゆにつけて食べるせいろ蕎麦」のことです。
寒空の中冷たい蕎麦を手繰るにはチトきつい。
かといってアッツい蕎麦をかき込む程の気持ちもない。
そんな時の「あつもり」なわけですね。
「あつもり」については「まめそば知識"まめそば"」でも紹介していますので、参照下さい。
■寒い冬でもツルリといきたい!「あつもり」の話
寒いです Warschauer Straße / snotch
●通販用「下町のもりそば」でもぜひ!
この「あつもり」、もちろん店内でもご注文いただけますので機会があればぜひ。
さて、もう一つの楽しみがそう、通販でお届けしている「下町のもりそば」。
こちらでも一度試してみていただきたいですね。
通常の手順にて蕎麦を茹でていただき、汁は温めてください。
できれば「湯煎」していただくのが一番なのですが、電子レンジでもかまいません。
ただし、汁を直接鍋にかけてしまうと煮詰まって不味くなるのでご注意ください。
召し上がる直前に、冷水で〆た蕎麦をお湯にくぐらせ適度に温める。
あとはフーフーといただくだけで、完成です。
ただし、もちろん冷水で〆る部分を省略してはダメですよ。
省いたとたんにクニャクニャのなんともいえない蕎麦ができあがってしまいます。
●だからおいしい「あつもり」
この「あつもり」のおいしさは、前述の通りいつものもりそばが寒い日でも楽しめるという他に、
より濃厚なつゆを楽しめるという利点もあります。
冷たいものより温かい方が人間は味の濃さを強く感じるものですからね。
ただし、ちょっと甘みも強くなりますからご注意ください。
10.14.2006, 5:28PM / TokyoLunch
●ところで「ラーメンのつけ麺」の話
気になって調べたところ中華麺の「つけ麺」は昭和30年「大勝軒」での発祥が定説のようです。
となるとやはり基本は日本そばの方が歴史が古いよう。(江戸後期にはあったようですし)
まぁあくまで日本だ中華だと四の五の言いたいわけではないんですが。
1970年頃に一度ブームがあったようですが、それよりも2000年頃のブームの方が大きいようでして、
今では日本各地にあるってわけですね。
閑話休題。
2010.04.15.サントリーウーロン茶&つけ麺 / 246-You
●それじゃあ「あつもり」はいつから!?
と、まぁいきたいところですが、今日はあつもりが美味いというところで辞めておきましょう。
あんまり四の五の言っていると六なことがない。ですからね(笑)